主観的な視点と客観的な視点から見極める
看護師がさまざまな理由により、現在の仕事を辞めたいと思う場合には、後で後悔しないためにもそれを決断する前に、もう一度よく理由や状況を見極めることが肝心です。
これに際しては主に2つのポイントがあり、1つには自分の主観的な視点と、もう1つには上司や同僚からの客観的な視点の両面から検討することが挙げられます。
まず自己の視点により離職理由や状況を検討する場合には、その内容を詳しく列挙してみるといいでしょう。
例えば、更なるキャリアアップやプライベートとの両立、仕事内容と雇用条件のバランスや職場の人間関係など正直に自分と向き合うことが大切です。
その上で、中でも最も大きな要因となる事項に関しては、更にそれぞれが有する看護技能や周囲の状況、将来的な看護師としてのキャリアなども含めて、大きな視点から再検討することがポイントです。
辞めることが唯一の選択肢なのか、あるいは現状においても診療科の変更や現場ではなく管理職への転向などの他の選択肢、また日勤のみの外来やパート雇用など、対処の仕方があるのか見極めることが大切です。
そして、客観的な視点を補うためにも、そばで自分の働く様子や看護能力をよく知る上司や同僚に相談することも大事なポイントです。
特に看護師の仕事は、個々に備わる技能や経験が重視される職業であり、他の職場へ移る場合には、現在ほとんど機関及び施設で即戦力を求めています。
そのため、将来医療現場であるか否かにかかわらず、看護師免許を活かして働くのであれば、コミュニケーション能力など性格的な面も含めて、他からの客観的な視点およびアドバイスも合わせて、よく検討することがポイントです。
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